神部界ワタル通信
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ラジオシリーズ
今となってはさして珍しくもなくなった、アニメーションとラジオのメディアミックスプログラム。でも、このきっかけをつくった最初の作品、それこそ、TVアニメからラジオドラマにメディアを移して続編が作られることになった、ワタルじゃないのかな。当時の文化放送日曜夜9時、ラジオから流れてくる、田中真弓さん、伊倉一恵さんの声に、ワクワクしたものです。いわば、ワタルは、今のアニラジの「先駆け」でもあったのです。
ラジメーション
魔神英雄伝ワタル3
1991年10月〜1992年4月 文化放送・ラジオ大阪他にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、伊倉一寿
(当時)
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<ストーリー>
創界山の虹を取り戻し、星界山を魔界の呪縛から解き放った救世主・ワタルが現生界に戻ってからしばらくの時が流れ、おりしもワタルの通う学校は文化祭の季節を迎えていた。ワタルのクラスは『ロミオとジュリエット』のお芝居を発表することになっており、主役・ロミオは、なんとワタルが演じることになっていた。本番を明日に控えた日。家路を急ぐワタルの耳に、懐かしい、しかし、けたたましい少女の声が届く。「パラリラパラリラ………キャハハハハ」そしてまた、食い逃げで追っかけられている、頭のデカいオヤジ。ヒミコとシバラクだ。再開を懐かしむ間もなく、2人は神部界におきつつある重大な事件について告げる。神部界を守護する龍神は、10万年に一度、龍神界で光の玉となって誕生する。その玉は『光の龍玉(ひかりのりゅうぎょく)』と呼ばれ、守るべき地へと運ばれてから、この世に誕生するのだという。ところが、新たに生まれた『光の龍玉』を運ぶ途中で、それが魔界の海に浮かぶ浮遊界(ふゆうかい)というところに落ち、行方不明になってしまったのだ。もし『光の龍玉』が魔界の者の手に落ちたら、『光の龍玉』からは、龍神どころか、あの暗黒龍が誕生してしまうのだという。かくして、『光の龍玉』を取り戻すべく、救世主ワタルの冒険は、再び始まったのである。
浮遊界では、ひょんなことからワタル達と知り合う女盗賊マズルカと、壮大な(?)『光の龍玉』争奪戦を繰り広げることになる。だが、しかし、そこへ、魔界の海をたばねる牙皇子という少年が現われ、破壊四天王とよばれる4人の部下をワタル達にさしむけ、『光の龍玉』を奪い、暗黒龍を復活させようとたくらむのだった。
先に浮遊界に出向いていた創界山の皇子、翔龍子は、魔界の海に落ち、虎王の姿になった。だが、魔界の海に落ちたショックで記憶を失い、牙皇子と共に、ワタルに襲いかかるのであった。ワタルは、浮遊界を魔界の手から守る「奇跡」をおこせるのか!?
(この続きを知りたい人は、CDシネマでどうぞ。(^^;))
<ちょっと解説>
当時、声優さんがラジオでパーソナリティを担当する、なんて〜のがまだまだ珍しかった時代。ワタルがラジオで復活すると聞いた時にゃぁ、ちょっと度胆をぬかれたものでした。今までTVの中で活躍していたキャラクターたちが、音だけの世界でどのようなドラマを見せて(聞かせて?)くれるのか、最初はちょっと不安だったのですが、いらん心配でしたね。主題歌がa・chi-a・chiというのも、『ワタル』1からのファンにはとても嬉しい事でした。番組は30分構成で、その中でDJ:ドラマ=1:2くらいの比率で放送されました。ちょうどこの頃、「AMステレオ放送」が始まった頃で、僕ぁこのために「AMステレオ対応ラジオ」を買った記憶があります。しかし、AMステレオは全然普及しなかったね…orz
ラジメーション
魔神英雄伝ワタル3・虎王物語
1992年10月〜1993年4月 文化放送・ラジオ大阪他にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、伊倉一寿
(当時)
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<『虎王伝説』ストーリー>
創界山の頂上、神部界を治める聖龍妃の住む聖龍殿。その宝物殿には、『運命(とき)の鏡』と呼ばれる宝物があった。この鏡に姿を映した者は、己の真実の姿を見るという。創界山の皇子・翔龍子が『運命の鏡』に姿を映すと、『運命の鏡』は2つに割れ、翔龍子自身ももうひとりの自分である虎王と、2人に別れていた。割れた『運命の鏡』を7日のうちに1つに戻さなければ、翔龍子と虎王は1人の姿に戻ることができず、永遠に時の流れの中を彷徨うことになるという。
虎王は『運命の鏡』の片割れを持って、天馬・御雷丸(みかずちまる)と共に現生界へ降りていった。一方、中学1年生になった戦部ワタルは、『面影龍の桜』の木の下で、魔界の者・鬼夜叉(おにやしゃ)に襲われるが、あわやのところで虎王が助けに入り、鬼夜叉を撃退する。だが、再び現われた鬼夜叉の手によって、ワタルは『時の流れ』の中に投げ込まれ、千年前の龍神村に飛ばされてしまう。そして、虎王もまたワタルを追って時の彼方から同じ場所に現われ、ワタルとの再開を果たす。だが、『時の流れ』の中でワタルはすべての記憶を失っていた。
千年前の世界でワタルを助けた村娘・姫予(ひめよ)は、領主・赤銅氏彦(あかがねのうじひこ)から結婚をせまられていたが、姫予にはすでに心に決めた者がいた。この者こそ、天部界は大龍光帝が子、かつて今回と同じように『運命の鏡』を2つに割ったという青輝龍(せいきりゅう)であった。 鬼夜叉の罠によって青輝龍と姫予の密会を目撃した氏彦は、青輝龍に斬りかかる。青輝龍は事切れる寸前に、自分が割った『運命の鏡』の片割れを池の中に落とし、青輝龍自身も池の中へ消える。突然、大雨と共に池の水が溢れ、村は水没の危機にあうが、姫予が命に代えて大龍光帝の怒りを静め、村は救われる。すると、池に沈んだ『運命の鏡』の片割れを手にした鬼夜叉が現われ、「魔界で待つ!」と言い残して虎王の前から消える。虎王は、『運命の鏡』の片割れを取り戻すため魔界へ行くことを決心し、記憶の戻ったワタルと共に、龍神村を飛び立つのだった。
(この続きを知りたい人は、CDシネマでどうぞ。(^^;))
<ちょっと解説>
『ラジメーション』という60分枠の番組の後半30分に放送されていたもの。(ちなみに、前半30分は三ツ矢雄二、冨永みーなによる『あこがれアニメ学園』が放送され、a・chi-a・chiの『僕は君を信じてる』がエンディングテーマとして使われていた)番組開始当初はラジオドラマとしてすでにCDとして発売されていた『ぼくの虎王』が流されていたため、なんじゃこりゃ〜とか思ったものですが、それは、後に続くオリジナルドラマ『虎王伝説』への伏線だったのですね。(と、ゆーことになってるらしい)ちなみに、『虎王伝説』は、小説『虎王伝説』(井内秀治著、角川スニーカー文庫刊)を原案として、ドラマ化したもの。まぁ、細かい設定などは、ちょこちょこっと変わってるんですけどね…。小説もそうでしたけど、物語は「ド」がつくほどシリアスでした。(^^;)
ラジメーション
魔神英雄伝ワタル4
1993年10月〜1994年4月 文化放送・ラジオ大阪他にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、伊倉一寿(当時)
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<ストーリー>
「ヒミコと虎王の物語」
虎王「ヒミコの母上は何という名前なのだ?」−ヒミコ「しらない!」
自分の母親の名前を「しらない」というヒミコを哀れに思った虎王。聞けば、ヒミコが寝ている間に、母親は行方不明になったという。「ヨメ」のためにひと肌ぬぐことになった虎王、果たして、ヒミコの“幻”の母を見つけることができるのか!?
「小さな恋の海火子」
平和を取り戻した星界山には、数多くの貴賓による歴訪が行われていた。星界山の皇子である海火子もその対応に追われるが、宮殿暮しになじめない海火子はそれがイヤで仕方がない。こっそりと、宮殿を抜け出してしまう。
一方、ちょうどそのころ、星界山には、テクマク星のプリンス・プリプリ姫の一行が歴訪していた。が、窮屈な宇宙船に閉じ込められていたプリプリ姫も、こっそりと宇宙船を抜け出してしまう。偶然出会う、2人。果たして、2人の間に何が起きるのか!?
「YOUNGシバラクの冒険」
ひょんなことから、ワタルは12年前にタイムスリップしてしまう。ワタルはそこで、若かりし日のシバラクに出会う。野牛シバラク流×字斬り開眼に秘められた、シバラクの過去とは、一体、どんなものなのか!?
「ワタル&クラマ オン ステージ」
まだ創界山で旅をしていたころの話。食料を調達にきたワタルとクラマは、“あぶないオバさん”マジョリダーナの城にまぎれこんでしまう。
「ここから抜け出すには、4つの異なった世界で、それぞれあるキャラクターになって、この世界から抜け出すための4つのキーワードを探さないといけないの」「えぇっ、それって……お芝居??」果たしてワタル達は、このわけわからないピンチを脱することができるのか!?
「創界山パラダイス」
ある晴れた日、救世主ワタルは再び創界山に連れてこられる……ムリヤリに。創界山始まって以来の、世にも恐るべき呪いが、創界山を襲っていたのだ。
それは……
ヒミコに触れた者は、み〜〜〜〜〜〜んな、ヒミコになってしまうというものだった!
シバラク「あちしヒミコだよー、キャハハハハ………」
クラマ「あちしもヒミコだよー、キャハハハハ………」
海火子「あちしが、ヒミコだよー、キャハハハハ………」
幻龍斎「あちしは…んーと…お猿さんなのだ!キャハハハハ………」
龍神丸「忍法・龍牙拳!どっか〜〜〜〜〜ん!キャハハハハ………」
果たしてワタルは、この未曾有の危機から創界山を救うことができるのか!?
それぞれのストーリーの結末は、CDシネマでどうぞ。(^^;))
<ちょっと解説>
OVA『魔神英雄伝ワタル・終わりなき時の物語』、CD『ぼくの虎王』、ラジオ『虎王伝説』、小説『虎王伝説』『虎王伝』と、ワタルもシリアスな話がつづいてしまったためか、井内監督もストレスがたまってたんでしょうか(^^;)。久々に、ギャグオンパレードのワタルシリーズが帰ってまいりました。ドラマは4週間連続で1エピソードという構成で、全部で5エピソード。エピソードとエピソードの間には、5週に1回、DJスペシャルとして30分まるまるトーク、という流れで半年間放送されました。TV『超ワタル』最終回にも登場した伝説のキャラクター(なのか???)、亀有ミカが初登場したのもこれでした。
魔神英雄伝ワタル外伝
ピュアピュアヒミコ
1996年10月〜1997年4月 文化放送・ラジオ大阪他にて放送
番組パーソナリティ:宮村優子
サブタイトルとスタッフリストはこちら
<ストーリー>
創界山に、魔界のお嬢様・ドミコ率いる、プリティ・デビルスが現れた!大人たちが支配できなかった創界山を、今度は自分たちで支配してやろうという、壮大かつ無謀な(?)野望を胸に秘め。ところがところが、創界山で最初に出会ったのが、ヒミコ率いる聖モンジャ学園・タンポポ組の仲良し4人組だったのが運のツキ。マジメに(?)創界山支配を目論むドミコたちも、ヒミコたちにかかっては、単なる遊び友達。ドミコの名(迷?)案も、ことごとく失敗。さらにさらに、ヒミコと虎王の密会(?)を目撃したドミコが、ななな〜んと、虎王に一目惚れ!なんとかヒミコと虎王を別れさせようと、魔界よりプレイボーイのアランを呼び出すが、これまた失敗。プライドガタガタ(?)のアランは、ドミコたちが創界山に来る時に使った時空転位装置、トラベル・マシンでヒミコを魔界に連れ去ろうとするが、そこへ、お約束の(笑)ハプニング!虎王、ドミコも巻き込んで、定員オーバーのトラベル・マシンにトラブル発生!!4人が行き着いた世界は、魔界ならぬ現生界。勝手分からぬ(?)現生界で、銀行強盗に、女刑事まで巻き込んでの、ハチャメチャ大騒動、この、一番の被害者(?)は………
「な、な、な〜んで、僕なわけぇ〜〜〜??」(by戦部ワタル)
(この大騒動の結末を知りたい人は、CDシネマでどうぞ。(^^;))
<ちょっと解説>
しばらくワタル関係の動きがなく、寂しい思いをしていたワタルファンの間で、TV復活のウワサがただよいはじめた頃、唐突に、ワタルのラジメーションが復活をとげました!その時、TV版ワタルの企画は密かに進行していたわけで(つまり、『超ワタル』ね)、今思えば、これが『超ワタル』への伏線だったわけですね……。ただ、主役がワタルじゃなかったこと、田中伊倉コンビが定番だったパーソナリティが宮村優子に変わったこと、ワタル主題歌の定番だったa・chi-a・chiが三重野瞳に変わったことなど、ファンの間での評判はあまり芳しいモノではありませんでしたけど……(^^;)。ちなみに、同タイトルの小説(『魔神英雄伝ワタル外伝 虎ブルファンタジー〜伝説にならない三つの物語〜』 井内秀治著、角川スニーカー文庫刊)が出版されていますが、ストーリーは一部のキャラクター以外は、 完全なオリジナルです。
その他のワタル関連ラジオ番組
田中真弓・伊倉一寿のふけてコンバンニャ!
1992年4月〜1992年10月 文化放送・ラジオ大阪にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、伊倉一寿
(当時)
『ワタル3』と『ワタル3・虎王物語』の間を補完する形で、田中&伊倉コンビが半年間放送した、30分間のトーク・バラエティ。毎週「生放送でお送りしています」という割に、妙に録音くさい(爆)番組でした。
アニメドッカン!(開始当初は『Animatic600秒』)
1992年4月〜1993年4月 文化放送『サスケの夜はこんびんば!』内にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、伊倉一寿
(当時)、サスケ
上記『ふけコン』及び『ワタル3・虎王物語』と同時期に、謎の覆面DJサスケ(一説によると、ミュージシャンの坂本洋氏とうりふたつだったらしい(笑))を交えて放送していた、(月)〜(金)帯の10分間のトーク番組。当時の文化放送では、土曜日以外に田中&伊倉コンビの声の聞けない日はなかったのです。
超魔神英雄伝ワタル
1997年10月〜1998年9月 文化放送・ラジオ大阪他にて放送
番組パーソナリティ:田中真弓、西村知道(〜3月)、愛河里花子(4月〜)
TVアニメ『超魔神英雄伝ワタル』と連動して、ラジオでも30分間の同名のトーク&情報番組を放送。3月までの田中&西村コンビがオ・ト・ナ(?)のムードにあふれていたのに対して、4月からの新コンビ・田中&愛河コンビでは、お下劣ムードがあふれてしまった(爆)。