<ストーリー> ごく普通の小学4年生、戦部(いくさべ)ワタルは、ある日突然、黄金の龍に導かれ、「神部界(しんぶかい)」と呼ばれる異次元世界に連れてこられた。この世界にある「創界山(そうかいざん)は、7つの界層に別れている、神々の住む山であったが、魔界の王、ドアクダーが創界山を支配してしまったため、7つある界層に異変が起き、創界山にかかっていた虹の色も消えてしまった。各界層をもとの平和な世界に戻し、虹の色を取り戻し、魔界の王、ドアクダーを倒すべく、自称剣豪にしてワタルの剣の師匠でもある(本当か!?)剣部(つるぎべ)シバラク、忍部流13代目のお頭(かしら)にしてスーパー脳天気忍者娘の忍部(しのびべ)ヒミコ、何故か鳥の姿をしているが、これには実は海よりも深い悲しい過去があった渡部(わたりべ)クラマ、どー見ても猿なのにヒミコの父親だという、でも、やっぱり猿な(笑)忍部幻龍斎(げんりゅうさい)、ワタルの最大最高の「トモダチ」であり「ライバル」でもある悲劇の魔界皇子・虎王(とらおう)、そして、ドアクダーのオマヌケな部下達と戦う戦闘用魔神(マシン)、龍神丸(りゅうじんまる)達とともに、冒険の旅に出る。 第一界層から第七界層まで、途中、クラマの裏切りや龍神丸の死といったつらい試練も乗り越えつつ、笑いと涙と苦難の旅の末、遂にワタル達はドアクダーを倒す。しかし、父・ドアクダーの裏切りからワタル達と共にドアクダーと戦うことになる虎王は、「オレ様とワタルは、ト・モ・ダ・チ…」という言葉を残し、その戦いで命を落としてしまう。悲しみにくれるワタルたちであったが、虎王は創界山の皇子、翔龍子(しょうりゅうし)として復活する。虎王の正体は、ドアクダーの呪いによって姿を変えられていた、翔龍子だったのだ。 平和を取り戻した創界山、そして神部界を後に、ワタルは自分の世界、現生界へと帰還するのであった。